赤と白とロイヤルブルー
以前お勧めされていた本を読みました。確かに面白い。
主人公は女性大統領の息子のアレックスで、ヒスパニック系の血が流れます。
お相手は、イギリスの王子のヘンリー(おそらく即位しそうにない末っ子)で、不仲説を払拭するために互いに行き来しないとならなくなり…
から始まるBLです。
くっつくところや、イチャイチャするところというよりも、愛を公表するための奮闘の方が焦点が当たってるかなと思います。
再選を目指す母親の大統領選という、負けられない戦いが舞台になって、相手候補がどうもドナルド・トランプっぽいし。メールのリークの話もヒラリー・クリントンの大統領選のときにもあったなあと思い出したり。
信頼していた大人に裏切られたり、親友や家族に助けてもらったり。
男性から男性への性加害問題があったり。
トンデモ設定でありつつも、そういうところに意外にリアリティがあったのが面白かったです。ただ、「ヘンリー」はやりすぎかなと思いました。実際にそのポジションにいる人がヘンリーなので。
映画化されると聞いていたけれど、Amazon Primeの制作っぽく、もうすぐかな?
そんなに長くないのでさらっと読めます。