今後のスケジュールとこんな時代だからこそ、「笑傲江湖」
今のところこんな計画
「殺破狼」第二稿の本編が終わり、何度やっても、頼りになる男沈易。そして哀れな李豊…。
しかし一番懐かしく思うのはドM・ヤンデレな狂犬プリンセスこと長庚になるのはよくわかってる。
さて、しゃぽが急に鎖が解けたことで七爺は途中でストップ状態に。しゃぽの、地の文の口の悪さの面白さと比べると、まだ七爺はお若い感じがしてなかなか進まないのもありまして。
2022年後期予定だった「笑傲江湖」。一章だけこれを先にします。二章目は、七爺が終わってから。今の予定では七爺の次に「小蘑菇(きのこちゃん)」、そしてP大に戻って「六爻」(つんでれ姫ママ!)。間に「笑傲江湖」を一章ずつやっていく予定です。何年かかるかなっ!
「笑傲江湖」の一章目は10月中に終われるといいなあ。
そして、この計画はいろんな理由であっという間にひっくり返りますので、目安くらいで。
笑傲江湖
これは絶版とはいえ、徳間書店で一度出版されているので。
初めからクローズド。絶版されているし。武侠・仙侠が地味に広がってるし、今こそ金庸を。重版が無理なら、電子書籍でもいいじゃないですか。
あくまでも学習目的ということで。
外書講読中国語「笑傲江湖」参加希望の方は、TwitterでDMください。通知を切ってます。FF外の人のものは普段見てません。相互希望の方は↓にリプください。また、合いそうにない方、初心者らしい方など、結構断っています。
緑色が出ちゃった…
— 垂水わらび 🐙🐙🐙走火入魔 (@tarumiwarabi) September 29, 2022
これを使います。繁体字。
奮身救人: 金庸作品集新修文庫版 (笑傲江湖 Book 1) https://t.co/Lc7zrGLsGz
参加希望の人は、DMください。
通知切ってます。相互希望の方はこの下にリプください(普段FF外の方のものは気づきません。結構断ってきました)#笑傲江湖
中華BL私訳を見せるのを、お断りする場合についてまとめ。 - 垂水わらびの走火入魔
香港で出版されたけれど、書いた人は浙江省のお生まれ
金庸の人生は、まさしく中国の近代史そのもの。
浙江省で生まれて、重慶の大学へ進学し、1948年に香港へ移動したお方です。
50年代に北京で外交官になろうとして拒絶され、香港へ戻ります。
香港には「明報」という新聞があるのですが、この新聞社を立ち上げ、自ら「明報」に「金庸」のペンネームで武侠小説を書いて売り上げを伸ばしたんです。
文学者というよりも、ビジネスマン。武侠ものはいわば、ライトノベル。キャラ小説だもの。
金庸の最高傑作と言われるのが、1967年から1969年に連載されたこの「笑傲江湖」。
1966年から、中国では文化大革命が起き、本作はそれに対する政治批評も込められていると言われています。
なお、80年まで、大陸では武侠ものは全て禁書処分だったようですよ。
「名門正派」による馬鹿馬鹿しい覇権争いが共産党内部の内部闘争でしょうか。ならば邪教はなんでしょうね。ひょっとして、国民党でしょうか。
金庸についてさっと読める論文があったので。
https://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~rcmcc/kin.pdf
Kindleにあるのは、台湾版
台湾でも武侠ものは禁書だった時期があるようですが、解禁されて1985年に金庸の書籍を版権を取ったのが「遠流出版社」だそうです。
博客来にもKindleにあるのと同じ書影のものがあり、電子書籍にもなっているので、おそらく本物でしょう。
問題は、Kindleに遠流のものが2つあることです。
そもそもオリジナルの新聞連載版をまとめたもの、、出版版、2003年に世紀新修版があるそうです。
緑色は96年出版で、これは修訂版。おそらく、香港で80年に修正出版されたものが元になってるのでしょう。徳間版が元にしているのはこれではないでしょうか。
遠流では、世紀新修版が06年に出ていて、これは電子書籍になってなさそうです。
赤色は08年出版だそうですが、どうも「金庸文庫シリーズ」みたいな感じっぽくないですか?「新修版」らしいんですが「世紀新修版」なんでしょうか…。
どれがいいんでしょうね。
一応、赤色にしましょ。(トータルで計算すると、緑の方が安そうですが!)